国内では、新型コロナウイルス感染もだいぶ落ち着いてきて、一安心しております。ところで、最近こんな記事を読みました。
『自毛植毛|大丈夫? ウィズ・コロナ時代の「髪」対策 ─リモートに映る薄毛の現実─』
「科学技術が進歩した現代には、自らの髪を利用することで自然に薄毛を治すことができる「自毛植毛」という治療法方法がある。その施術数がコロナウイルスによるリモート化によって増加傾向にあるのだとか…。」外出自粛期間にはリモートが増えたことで、「ZOOM」などを使用したオンラインでの会議や授業などが当たり前になりました。モニターではバストアップの固定された状態しか映らないので、相手に与える見た目の情報が限られてしまいます。
記事によると、オンラインではファッションや雰囲気でごまかせないという理由から見た目の印象を気にする人が増えたそうです。女性であれば、メイクで印象を変えることができますが、男性の場合はそうはいかないでしょう。そこで、薄毛治療法のひとつである「自毛植毛」を決意する人が増えたのかもしれません。
植毛の種類
植毛手術には、人口毛を植毛する方法「人口毛植毛」と自分の髪の毛を移植する方法「自毛植毛」があります。それぞれの特徴について説明します。自毛植毛とは
自毛植毛とは、AGA(男性型脱毛症)の影響をほぼ受けない側頭部・後頭部の毛髪を皮膚組織ごと採取して、薄毛が気になる部分に移植する外科手術です。また、自毛植毛の手術は大きく「FUE法」と「FUSS法」の二つに分けられます。
FUE法では、毛根を周囲の皮膚組織ごとパンチブレードで一つ一つ採取し、FUSS法では、後頭部の頭皮を薄く帯状(約10~20cm)に切り取って、そこから移植に使う健康な毛根を採取します。引用:親和クリニック公式サイト
「FUSS法」は、メスを使って皮膚を切除するので、術後の痛みが強く、ダウンタイムも長くなってしまいます。そのため、現在は「FUSS法」の負担を軽減した「FUE法」が主流となってきているようです。パンチブレードを使って一株ずつ採取するので、傷の回復も早く、腫れや炎症も少ないという特徴があります。
親和クリニックが開発した高密度自毛植毛「MIRAI法」のように、FUE法を独自に進化・発展させた植毛法もあります。
人口毛植毛とは
人口毛植毛とは、ナイロンやポリエステルといった合成繊維で人工的に作られた毛髪を薄毛が気になる部分に植え込む方法です。希望の本数を希望の部分に植毛できる、即効性があるというメリットがあります。(自毛植毛の場合は、生えそろうまでに約1年~1年半かかります)また、自毛植毛と比較して費用が安いのも特徴です。しかしながら、人工的に作られたものを使用するため、体が異物と判断して拒絶反応を起こしてしまったり、皮膚トラブルのリスクがあります。また、定期的なメンテナンスが必要となるため、ランニングコストは抑えられても維持費がかかるようです。
アメリカでは安全性の低さから法律で禁止されている方法みたいなので、あまりおすすめできません。日本でも「推奨度D:行うべきでない」治療法に位置づけられています。
参考:日本皮膚学会ガイドライン
自毛植毛のメリット・デメリット
「人口毛植毛」は推奨されていないため、自毛植毛のメリットやデメリットを紹介しようと思います。自毛植毛のメリット
メリット①:半永久的に生え変わり続ける自毛植毛は、人口毛植毛のようなメンテナンスを必要としません。一度生着すれば、他の髪の毛と同じように自然に抜け落ちた後も生え変わります。自毛植毛の最大のメリットといえるでしょう。
メリット②:安全性が高い
自分の毛髪を移植するので、体が拒絶反応を起こしにくいこともメリットです。日本皮膚学会ガイドラインでは、「推奨度B:行うよう勧める」に位置づけられている治療法なので安心して受けられます。
メリット③:AGA改善に効果的
ミノキシジル・プロペシア・サガーロといった薬を使用したAGA治療をされる方が多いようですが、投薬治療は服用をやめると効果がなくなります。そのため、薄毛を根本的に改善することはできないそうです。
一方、自毛植毛法はAGAの影響を受けにくい毛髪を移植するため、治療後に再び脱毛症になって抜け落ちるという心配がありません。
メリット④:ダウンタイムがほとんどない
「FUE法」による自毛植毛の場合は、ダウンタイムがほとんどありません。約1~2日程度だといいます。肉体労働や力仕事の場合は、職務復帰に最低1週間はかかるようですが、デスクワークであれば翌日から復帰が可能です。職業や職種によって異なるので、クリニックで相談してみましょう。
メリット⑤:ヘアスタイルを楽しめる
髪が生着した後は、パーマやヘアカラーなど元の髪と同じように扱えます。ヘアスタイルが自由に楽しめるのは嬉しいことですね。
自毛植毛のデメリット
自毛植毛には多くのメリットがあり、薄毛治療法のなかでも改善効果が高いことがわかりました。しかしながら、デメリットを理解しておくことも大切です。デメリット①:初期費用が高い
自毛植毛を検討する方のネックとなっているのが、「治療費用」のようです。自毛植毛は、自由診療+外科手術であることから1回にかかる治療費が他の治療法と比べて高額になってしまいます。
しかしながら、継続的な治療を必要としないため、トータルのコストで考えると安く抑えられる場合もあるそうです。
デメリット②:治療完了までに1年かかる
自毛植毛は、術後から半年経過したころに発毛し、十分な長さに生えそろい完成形とされるくらいにまでなるのに1年ほどかかります。
デメリット③:仕上がりがドクターによって差がある
外科手術なので、施術を担当するドクターの技術力の違いで仕上がりが左右されることがあります。
自毛植毛で失敗しないためには・・・
自毛植毛で失敗しないためには、信頼できるドクターやクリニックを見極めることが重要です。5月末ごろに無資格で植毛をして逮捕されたというニュースもありましたし、下調べは念入りに行った方がいいでしょう。
日本国内で信頼や実績のあるクリニックには、自毛植毛のパイオニアと称されている音田正光先生が総院長をされている『親和クリニック』などがあります。親和クリニックのドクターは全員が外科出身、繊細で精密な手術を行う高い技術力があるので、生着率やデザイン・仕上がりが評判です。
まとめ
今後は、ICT化がますます進んでいくことと思われます。冒頭でご紹介した記事にもありますように「リモート下においては「見た目の印象」がこれまで以上に重要になってくる」でしょう。また、今は性別に関係なく美を意識する時代になってきていますし、見た目に気を配れる男性を素敵だと思う女性は多いと思います。
無料カウンセリングを行っているクリニックが多いので、悩んでいる方は相談に行ってみてはいかがでしょうか。
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